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子どもへの接し方が変わる!サッカーで自立した個を作るために。

子どもへの接し方が変わる!サッカーで自立した個を作るために。

12月に刊行された『自ら考える子どもの育て方』の著者、元川崎フロンターレU-12監督、髙﨑康嗣さんが保護者に伝えたいことを本のなかからご紹介しています。

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■自立の邪魔をする「甘え」「甘やかし」

 子どもたちの自立は親にとって、もっともうれしい成長のひとつです。サッカーでは、自立がプレーの質を上げる要素になりますし、生活面でも自立している子どもは輝いて見えます。では、どうすれば子どもたちを自立した個に育てることができるのでしょう。髙﨑さんは子どもの自立について、いくつかのポイントを挙げて解説をしています。
【甘え論】
 子どもは成長とともに自立していかなければなりません。たとえば、自分で朝起きるとか、自分の部屋を掃除するということ。ところが、そこで甘えが出ると「自分がやらなくても親がなんとかしてくれて当たり前」という考えになる。そうなると「指導者が助けてくれて当たり前」になる。困ってたら手を差し伸べてくれる。言わなくても察してくれて当たり前ということになってしまう。そうした甘えが多くなると、サッカーにも影響してきます。局面で判断が必要なときにそれができない。そして、それを人のせいにしてしまう。つまるところ、わがままなプレーをするようになります。(その3 サインを見逃さない)
【甘やかすということ】
 保護者のみなさんには「子どもを必要以上に甘やかさないでください」と伝えていました。ぼくが考える甘やかしは「早く寝なさい」とか「早く勉強しなさい」とか「お風呂に入りなさい」というような声がけです。これは答えを与えているという意味で、甘やかしなんです。「うちは厳しいんです」と言ってこれらの答えを口にする家庭も少なくありませんが、それは厳しさではありません。またそうした認識を子どもたちに伝えました。「こうした答えを言われたら負けだからね。サッカーと同じで人から言われる前に行動することが大切でしょ」と言いました。もちろん子どもたちが早寝や勉強、食事の大事さを知っていることが前提です。(その7 親と子どもの向き合い方)
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■何も言わないのではなく、問いかけることが大切

 ふたつのパートで出てきた「甘やかすことの弊害」。では、どのような接し方をしたらいいのでしょう?
 髙﨑さんは「何も言わない」のではなく、「問いかけ」をしてほしいと言います。
 子どもができていない時の親からの働きかけは必要なので、言わないということでなくて、問いかけてほしいと思います。夜更かしする子には「明日の朝は自分で起きれるの?」という声がけ。食事を残す子どもには「ご飯を食べないで動けるの?」だったり「それで身長は伸びるの?」といった子どもの心に響くような問いかけを続けるといいと思います。子どもたちがやるべきことをできるようになれば声がけをやめればいい。
中略
寝坊したり準備ができなかったり、忘れ物をして叱られればいいと思います。そうして覚えていくのです。何かができなかった時に、自分が大変になるということを理解することが大切で、当たり前のことをできないことが本当に恥ずかしいのだという認識を親子で持つべきだと思います。
■声掛けの一例
悪い例「早く寝なさい」→「明日の練習がきつくなるよ」
・良い睡眠が良いプレーにつながる
悪い例「早く片付けなさい」→「明日の準備はすぐにできるの?」
・どこに何があるかわかるので良い準備につながる
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■叱るタイミングを考える

 また「叱る」ことについても、髙﨑さんは全面的に禁止するのではなく、タイミングが大切だと言います。
 子どもを叱る時、タイミングが重要になります。何もないのに何かの言葉を投げかけても響きません。たとえば部屋が散らかっていたとしても、すぐに何かが必要で無い限り心には響きません。本人は大丈夫だと思うからです。でも、次の日に部屋が散らかっていることで必要な物を見つけられない時に「片付けないからだよ」と言えば伝わりやすいでしょう。同じように、汚れたユニフォームなどを洗濯かごに出さずに放置したことで、翌日汚れたものを着なければならない時なども叱るタイミングとしては有効です。
つまり、適切なタイミングを見つけることが大事なのです。
理想は、子どもたちが、何も言わずにやるべきことを自分でできるようにすることです。髙﨑さんは、自立に必要なことは子どもたちに「自分で考えて言葉にさせたり、行動させたりすることが大切」だと言います。
 優しい親というのは、過剰に関わる親でもあります。それは過保護とも言えますが、その一方で親は過保護と思ってない場合が多い。そういう親に「優しいですよね」と言いつつ「その優しさは子どものためにはなりませんよ」と伝えていました。
 必要以上の「○○しなさい」は、甘やかしであること、叱るタイミングを考えること、優しさと過保護とを切り分けることで、子どもたちへの接し方はかなり変わっていくのではないでしょうか

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